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[2007年3月29日更新]
| 片山 右京 氏 |
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Team UKYO 代表 大阪産業大学客員教授 |
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実際のラリーはいろいろなトラブルがありました。でも、絶対にゴールへ行かないといけないという気持ちがあった。バッテリーが故障した時、地図を見たら近所の村まで25kmだったので、じゃあリュックしょって、何十キロもあるバッテリーを買いに往復50kmを走ろうと思ったりもしました。そこまで一生懸命取り組んで、完走をもぎ取った充実感のあるレースだったと思います。
100%バイオディーゼル燃料で完走したこのレースは、クルマや人、社会が変わる歴史的な視点で見ても、大きな転換点だったと思いますが、単なるパフォーマンスではないと考えています。このプロジェクトの1年目はファーストステップで、燃料の可能性を確信に変えましたが、来年(2年目)のステップというのは、レースを主催している人とか、クルマに関わる人たちに、「自分たちもそれに関わらなければ」、と思わせないといけない。それには燃料などのパフォーマンスアップが必然なので、今そういうクルマを準備しています。さらに第3ステップとしては、これは単なるパフォーマンスではなく、ビジネスモデルとしてちゃんとやっていけるエコカーの一つなんだということをアピールしていきたいです。
実は他のカテゴリーのレースでも、ディーゼル燃料は使われています。僕たちの使った燃料は、100%バイオディーゼル燃料ですが、06年のルマン24時間レースでは、アウディがディーゼル燃料で優勝しました。普通のディーゼル燃料でも結果が出せるのですから、バイオディーゼル燃料だって同じレベルで実現できるはずですよ。
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| ■サスティナブルな暮らしを実現するために 片山氏からのメッセージ |
環境を良くするために、僕達は行動を始めました。みなさんにも考えて欲しいことがあります。これは今回のプロジェクトに協力してくださった大阪産業大の学生たちに伝えましたし、また一般の方に対しても同じだと思うのですが、まずはどんな仕事をしたとしても、自分たちで考えて自分たちで行動を起こすこと。そして強調したいのは行動する力を大切にして欲しい。また、何か行動を起こすとき、これは社会人だから、あるいは企業だからできるんだ、と考えてやめてしまうのではなくて、人、一人ひとりが環境のために何ができるか、もう一度考えてみて欲しいです。人の持っている資質や可能性は無限です。
将来、世界規模でエネルギー資源が足りなくなることは十分に予想できます。今、僕たちが取り組んでいる天ぷら油を回収してリサイクル燃料を作ることは、全体からみると1%に満たない。だからビジネスモデルとして成り立たないという意見が多いのも事実です。でも言いたいのはそういうことではなくて、自分たちが今、何ができるかを考えて、そのできる取り組みの第一歩を歩みだしているということ。もし今後の第二歩目に、頑張れば解決できる問題があればそれはどんどん解決していくつもりです。たとえばリサイクル燃料の量が課題なのであれば、廃油を出す食品メーカーの協力を得るとか。あとは、菜種油とかパームオイルなどと同じように、廃油ではないけれどもパワープラントをつくることによって、解決できると思います。
さまざまなインフラ整備も動き出しているし、これからどんどん面白い展開になると確信しています。
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| バイオディーゼル、社会や地球を変えていくのは地球に要求されていることを正しく行うこと、一人ひとりが考えること。 |
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モータースポーツの舞台で世界中を駆け巡り、さらに大自然にも挑み続ける片山氏。様々な経験を基に語られる言葉は、夢があり、こころに響く話だと思います。特にエコとは対極にありそうなラリーの場に、100%バイオディーゼルを持ち込むなど、その先駆者的な行動力にも驚かされます。
私たちが考えるロハスは、本当のエコを実現しつつ幸せな暮らしを実現することですが、片山氏の言葉、行動力を手本にして、どんどん行動していきたいと思います。
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