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ピーターD.ピーダーセン氏(株式会社イースクエア代表取締役)に聞く 
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早く省エネ志向を捨てて、
『創エネ志向』で行きたいですね。(2/6) |
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| 柏木 |
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それでは現在はローハスをどのようにお考えですか?
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| ピーダーセン |
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まず誤解のないように申しておきますが、エコというものは決して悪いことだとは思っていませんし、企業としてはエコを推進していくべきだと思います。しかし生活者のライフスタイルとしては今まで楽しいエコロジーが無かったのです。温暖化対策やサステナビリティな行動しなさいと言われても、全然楽しくない。ワクワクしない。これをやりなさい、やらなければいけない、と言われてワクワクしないのにできる人はごく一部の人です。ということはそもそもエコの概念が変わらないと、誰もやらないわけです。ローハスというのは、この概念をステップアップさせるのにピッタリ合っているのだと思います。新しい価値観を提供してくれているのではないかと。今の飛びつき方を見ていると、そう思いますね。
アメリカでは60年代から様々な市民活動がありました。この活動の流れが集約されて新しい層としてローハスが誕生したのではないかと思います。日本の場合はいきさつが違います。バブル前後が契機になっていると思います。バブル絶頂の頃は、経済価値という単一価値を求めていました。そしてそのバブル景気が終わった後、一体どこに価値を求めればいいのかという疑問符が湧いてきたのだと思います。それに答える新しい価値観に、人々は何かを求め始めたのです。
そこでその当時から今まで続いていますが「スロー」というものが出てきたのだと思います。スローライフとかスローフードなどですね。私の持論としては、それは経済価値至上主義に対するアンチテーゼです。自分の空間を作ってスローに生きていこうとする。そしてその後に現れたのがローハスです。スローと異なるのは、ローハスはアンチテーゼではないことです。大部分では似ていますが、この部分が全く違います。
スローは多くの人にとっては大きな矛盾を含みます。非常にスピーディーな毎日を送っているのに、スローに生きようというのは無理があります。これを無理に実行すると余計にストレスがたまるはずです。ローハスは全く無理をしません。地球にやさしいとか、健康にいいとか、そういったことをしようと考えますが、無理はしません。
スローローハスでも、スピーディーローハスでも、田舎暮らしローハスでも、もう全部自由でいいのではないか、と思います。ここがローハスの魅力ですね。
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1946年生まれ。
武蔵野美術大学卒業。
現在同校教授。
デザイン評論家。
専攻は近代デザイン史。
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